.
☆すみません!新着記事は下↓の方にあります。☆
.
情報と知識
インターネットで株式投資をする人が増えてきています。 WEB上には様々な情報があふれ いったい何が本物でなにが似非なのか判断が難しくなっています。
ところでみなさんは知識と情報の違いを知っていますか? 受け売りなのですが、知識と情報は違います。 WEB上にあるのは情報です。情報は出所がはっきりしていない事が多く嘘や誇大な表現が混ざりやすいのです。その情報に対する「抵抗の根拠」としてご自身の経験と照らす事により分別したものが知識です。 (詳しくは橋爪大三郎氏の著書をお読みください。)
少し前までは株式取引は証券マンを介し会話をすることによって証券マンの知識を参考にできました。新人の営業はどうしても情報に頼りがちであり 相場に自信の無い投資家ほどベテランの営業マンを好みました。知識が豊富だからです。
ネット取引は確かに手数料が安く情報量も豊富です。しかしとんでもない事をしようとしても助言してもらえません。クリックして値が合えば取引完了です。 それだけにネットでの取引は膨大な情報を消化する知識が必要です。
私も決して経験豊富と言うわけではありませんが、バブルの崩壊はつぶさに見てきたつもりです。 株式投資をなさっている方(これから始めよう)ならそれなりの知識はあると思います。 証券マンの代わりなどど大仰な事はいえませんが、些少な知識でも参考になれば・・・ また貴方の知識+αになり少しでも投資成績が上がれば幸いです。
大暴落時でも損をしない人・・・
私が証券会社で営業をしていたのは、1987年〜1994年とちょうどバブル真っ盛りから崩壊の激動期でした。そのときの体験は良くも悪しくも大変なものでした。しかし幸運にも某上場企業の役員さん(仮にMさんとします)との出会いがあり、その人から相場に関する考え方を教わり目からウロコが落ちた思いがしました。実際 彼は日経平均3万円を超えた当りで全銘柄を手仕舞い(売り)戻り相場の2万7千円で空売りをして利益を得ていました。あまりの鮮やかさに 他の顧客に空売りを推奨しそこそこの営業成績を上げましたが、当時の支店長は古い考えの方で「売りによる数字は評価しない」とのことで(売りは業界を縮小させ己の首を絞める背任行為だとのこと)若さも手伝って衝突し会社を去る事になるのですが、聞きかじりの知識しかない若造(私)に本当に簡単な言葉で色々と教えてくれたそのMさんの相場感を特に初心者の方に是非知っておいて欲しいと思いご紹介させてます。
なぜ初心者は最初は利益が出てやがて損をするのか?
「人の行く裏に道あり花(華?)の山」という言葉を知っていますか?人と同じ事をしていると利益は出ない(小さい)という事です。「分かってるよ!」と言う声が聞こえてきそうですが、分かっていても実践できない(つまり分かってない)のが相場です。よく素人さんが、少し株を知っている人からみると とんでもない理由で銘柄を選び投資する人を見かけます。以外とそう言う超ビギナーな人が利益を得たりする事が多いのです。なぜか?それは誰も見向きもしない「裏の道」だからです。 味をしめた素人さんは株式についての勉強を始めます。すると次第に利益がでなくなってきます。理由は簡単。勉強する事によってみんなと同じ事をするからです。 そこで「人の行く裏に道あり・・」を思い出して実践しようとしても 今度は勉強した事による知識が邪魔をして怖くて投資が出来なくなるというわけです。
勉強をした上で実践できるか?
それでは勉強はしない方がいいのか?答えは「ノー」です。しかし勉強のやり方を考えましょう。例えば株式投資の本やテレビを見て「なるほど」と関心するのではなくその本を読んで、またTVをみてみんなが何を感じるのかそれによってみんながどのような行動を取るのか、考える事で決してその本に従って行動しない事です。 入社2年目に前記したMさんに オプション取引を勧めたところ「生意気な事 言うようになったな」「だいぶ勉強したみたいだからおしえてやる」と言われ次の一言に驚きました。「すぐ億万長者になれるよ。お前が買いと思ったら売り、売りと思ったら買ってみな」もちろん出来るわけも無くいまだに私は貧乏です。 つまり言いたい事はある程度勉強しなければ裏読みも出来ず、また相場には相当な決断力がいるという事です。
売り買いについての考え方!(初心者の人 最重要!)
株式投資を始めたばかりの人が 勘違いしている事は株を買うのと品物を買うのと混同している人がいる事です。
株は証券会社から買うのではありません。証券会社はあなたの依頼で売る相手に仲介しているだけです。(自己売買は・・などと突っ込まないでね。)
大根を買うのであれば八百屋さんが売ってくれます。八百屋さんは儲かり あなたは美味しく食べられます。お互いに利益があります。洋服しかり、家電しかり、車しかり。
しかし株式は必ず相手との利害が逆になります。
ブログや掲示板を見ていると投資暦の浅い人が 銘柄紹介などを仲間内で和気藹々とやっていますが、ケーキならみんなで買って みんなで美味しくてべて楽しい!ですけど株はそうは行きません。仲間が増えれば(買い方だと株価の上昇)増えるほど自分だけ 売り抜けることを考えなくてはいけません。
相場を理解している人がなぜ「オススメ銘柄」を吹聴するのか?
株は誰かの(投資家)利益を奪わない限り 自分の利益にはならないのです。
株をはじめる前にコレだけは肝に銘じておいてください。
当たり前のようで分かってないこと。
情報や指標(データ)を分析するのは結構ですがコレだけは常に頭の中に考えておいてください。 個別銘柄でも日経平均でもいいのでチャートを見て下さい。 天井と底があると思いますが、一番買い易いのが天井で 買いづらいのが底です。 言い換えると一番「コレはいける!」と思っている人が多い時が天井で一番「これはダメだ!」と思っている人が多いのが底です。 私自身 良く株の相談を受けます。「買ったほうがいいか?」「売り時はいつか」一応指標などを分析して答えますがハズレる事も多いです。みんなが良いと思っているときが天井です!もしあなたが誰かに相談してこの銘柄はよい!と言われたらあなたは「安心」ですか?「心配」ですか?
次に出来高を見てください。 底値のときは少なく 天井の時は多いと思います。つまり底値で買えた人よりも天井をつかんだ人がはるかに多いわけです。
営業トークで 最近出来高も増えて来ました・・なんて言っていましたが、逆張り発想で考えると「こいつバ○?」とさえ思いたくなります。
株価収益率云々信用残云々と言っている人に限って相場を見ようとしません。 逆に自分の理論を都合のいい指標だけを見て無理にでも納得させているのでは?という人さえいます。 公表されている情報での裏付けのある短期売買ほど怖い物は無いと私は考えますが・・・
株式投資における天邪鬼のススメ!
なぜMさんに 上昇相場の3万円台で売れたのか?また戻り相場の2万7千円で売れたのか?相場観を聞いた後でも説明がつきませんでした。凡人であふれるほど情報はあっても知恵の無い若造はその疑問をぶつけて見ました。 答えは上昇相場での売りは確信があった訳ではないとの事。相場をみるのは難しいが相場を見ている人間を見るのはできなくはないとの事でした。マスコミも株一色!お前ら(私)みたいな営業がひっきりなしに確信をもって相場は良いと言う。買い物帰りのオバサンまで証券会社にいる。外国人も一通り回ってこれ以上一体誰が買うんだ? 宇宙人か?と聞かれ 頭の悪い私はいまだに「人は同じでも不動産上昇による含み資産で銀行がお金を貸すんじゃないですか?」と答えました。すると おまえな〜ぁ、銀行がお金を刷れる(作れる)わけじゃないんだぞ!三重野さん(当時の日銀総裁)がアレだけ引き締めているのに・・と呆れた顔で言われました。
当時は不動産は絶対下がらないと言われていました。私の方が一般的な意見で当時Mさんは自分でも天邪鬼と言っていました。
天井が見えると早い者勝ちでニワカ投資家が多い今の相場 冷静に対処できるわけが無い!戻り相場のときはもっと顕著に現れていたとの事。つまりみんなが良しとするときが天井なのです。こんな簡単な事が本当に難しいんですよ! そう言う私もいまだに実践できていませんが・・・・。
株式投資 素人の思考。
「売らなければ損ではない」と良く聞きます。また「塩漬け株」とも・・。素人の典型です。そう言うのに限って成長性の無い銘柄だったりします。 また素人の人は上がると売ります。何万円得をしたと得意満面です。 この様な投資法を続けていると大きな相場の変化に対応できず必ず火傷します。 解かり易く説明します。あなたは当てはまりませんか? 元金500万円で A株100万円 B株100万円 C株100万円 D株100万円 E株100万円と五銘柄を買ってその後A株200万円 B株150万円 C株100万円 D株75万円 E株50万円となったらどうしますか?(ファンダメンタルは同じ?とします。)
初心者の人は必ずA株から売ります。そしてCはともかくD・Eは必ず塩漬けです。 この売買を繰り返すと 手元にはどんどん弱い株が残って(集まって)いきます。 仕手株は別として相場の流れは思っているより変わりません。個人投資家がバブル時に利益があまり出なく、崩壊時 損失が大きいのはこのためです。
試しに貴方の過去の利益のあった銘柄の現在値と今手持ちの銘柄と比較してみてください。上記のような取引をしている場合持ち続けているほうが利益が出ていませんか?もし現在の方が利益が出ているのなら貴方の相場観は間違っていません。
ではどうしたらいいのか? Eから売ってAは最後です。つまり「強い株」を残すようにしてください。
「ナンピン買い」という言葉をご存知ですか?(知らない人は調べてください)平均買い単価を下げるなんていうともっともらしいですが、弱い株が弱くなればなるほど買い続ける(増える)ことです。よほどその銘柄にこだわり(確信)があり、また相当量の資金があるのなら反対はしませんがナンピン買いをしている ファンドマネージャー(プロ)って聞いたことありませんし想像ができません。
空売りはプロでも相当量の決断力が必要。
最初に空売り云々と言いましたが、初心者の方は売りから入るのは危険です。理由は簡単。初心者の人ほど損切りが出来ないからです。買いから入れば10万円の株なら最悪損金10万円です。しかし10万円の株を空売りして1000万円になれば990万円の損金です。(手数料とか追証とか細かい話は別)理屈で理解していても出来ないのが相場です。コレは肝に銘じておいてください。そう言う私もバブル崩壊時 なかなか下がらない「本州製紙」を1200円で空売りしたことがありました。その後株価はじりじり上昇を続け 1900円になったところでちょうどMさんと会う機会があり相談したところ「素人(証券マンの私にむかって・・)がそんなのを売るんじゃない!すぐに手仕舞いなさい」と言われ思い切って買い戻ししたところその後5千円以上に値上がりした事がありました。もしもその時にMさんがいなければ絶対買い戻していなかったと断言します。正直言われても相当迷いました。「明日は下がるさ」と思い続けて大きな事故になっていたと思います。
今流行のデイ・トレードを考える。
よく友人から「デイトレやりたいけど・・?」と相談を受けますが決まって答える言葉があります。「用意した軍資金の半分を橋の上からバラ撒ける決断力がなければやめた方が・・・」といいます。 確かにインサイダーは禁止とはいえ 情報の乏しい銘柄をやるのに超短期売買はきわめて平等で自分の相場観だけで勝負できます。 しかしデイトレは難しい損切りを何回も繰り返さないといけません。 テクニカルだけで判断ば良いとも思いますが(例えば3%下がったら自動的に損切り)最近では比較的ポピュラーになってきていて、早い決断をすればそれだけ利幅が減ります。よくデイトレで何億稼いだとの話を聞きますが、それはまだあまり人がやらない投資法だったからであり現在ではよほどの黄金率でも無い限りやめたほうがいいと思いますが・・・
オススメ投資法。
あくまで個人的な意見ですのでご自身で判断してください。 超短期投資がインサイダーの影響を受けにくいと言いましたが 超長期投資も同じです。当たり前ですが成長している会社をじっくり持って会社が大きくなるとともに資産が増える。 笑い声が聞こえてきそうですが 昭和30年代に松下電器を1千株持っていたら? 昭和50年に任天堂を1千株持っていたら? どちらも億万長者です。しかしその会社と関係の無い人間が利益のある株を持ち続けることは本当に難しいことですよ! それよりも少し簡単なのが「上がったら我慢」「下がったら速攻」買った時に売り目標は立てず、何パーセント下がったら売りと決めておく事です。 10%と決めると例えば1000円で買った株が900円になったら即損切りです。2000円になったとしても上値から10%下落しない限り売らないで、この場合1800円で売りです。 使い古した手法ですが、株を知らない初心者が次々とデイトレに参入している今は逆にチャンスかもしれませんよ!
最後に(まで)当たり前のことですが・・・
株は平等です。(???)
得する人と 損する人は平等です(???)
「ゼロサムゲーム」損と得とは必ず一緒(同じ)です。(???)
上昇相場でも売った人は実質損をしている訳ですし、暴落しても売り逃げた人もいるわけですよね。 どんな上昇相場でも どんな下降場面でもこの公式は変わりません。 しかし株式投資をしている人はほぼ全員「自分だけはうまくやってやろう!」と思っているわけです。 その中で必ずそれなりの利益を上げている人たちもいます。 ファンドマネージャーなんかがそうですよね。村○さんとか、外資系投資顧問。何十億・何百億という金額を一流の大学を出た人が、それこそ何億円のコンピューターやプログラムを駆使し独自のノウハウで投資しているわけです。それでも年率10%で運用できれば相当優秀です。
どこでも売っているありふれた内容の株式入門を片手にトレーダー気取りで20万円位のパソコンで誰でも知っている(あなたにでも手に出来る)情報源でコーヒー片手に仕事や家事をやりながら・・・・・・etc 勝負になるとお考えですか?
「100万円が1年で500万になった」との話をよく聞きますが それははっきり言って投資ではなくバクチです。 それ相応のリスクがあった事を認識してください。 100万円を1億にする!夢を持つのはいいことですが、その9900万円はいったい誰から貰う気なのですか?
あなたも虎の子の100万を失うのは嫌なはずです。それはみんな同じはずですよ!
みなさんは貰う気があっても取られるとは思っていません。暴落があってもせいぜい2割減くらいで逃げられると思っています。しかしその思考は江戸時代の米相場から変わらぬ心理です。
少し脅し過ぎたので違う側面も。バブル期 大手証券会社が体育館位のトレーディングルームに何百億を言うお金を使って一流大学卒業の優秀な人材を集めても、結果相場が読めませんでした。
何を言いたいのかワカラナイでしょ! そうです 相場も結局わからないんです!けれでもです。相場は人が作ります。相場を読むということは人を読むと言うことだと思いませんか?
とにかく株式をやろうと思うのでしたら金額の多い少ないは別にしてそれ相当の覚悟をもって臨んでください。人間は他人の内面は見えませんが自分の考えは口に出さなくてもわかりますよね。つまり他人は馬鹿に見えて自分は利口に感じます。馬鹿な人ほど人が見えない人ほど自分は利口と思っているのではないでしょうか。相場とはそんな人間の内面の塊と思いますが・・・
.
最後にさしたる実績も名前もない 私ごときのたわ言に最後までお付き合い頂きありがとうございました。
皆様のご健闘をお祈りいたします。
Google
アクセスランキング
日替り?読捨て?相場観?
一部の方のご要望にお応え?して相場はあるけどネタが無い時はなるべくコッチに一言だけ・・・
一回づつの書捨てですので、証券マンの如く無責任にある事ない事言いますのでご注意ください。
仮に話が広がったら本文の方に格上げで書く事あるかもで、「前に読んだ」はNGワードです(笑)
2008年11月26日(水)
.
ビックリした。あんまりアメリカの悪口ばかり言っているんでサイバー攻撃かと思っちゃいました。なんか勝手にヘンなHPに強制転送されちゃってたみたいで、大変ご迷惑をおかけしました。
.
なんのパーツを付けたのか覚えて無いんですけど、無知なモンでブログパーツを全部点検したら下手人がみつかりましたので削除しました。
.
何が起こったのかよく分からないんですけど、詳しくはコチラのサイト(http://jukunenaffiliate.blog84.fc2.com/blog-entry-297.html)に出てますのでお暇な方や不安な方はご一読ください。
.
出来れば・・下のほうも (*~ρ~)ノ☆ポチッ
.
☆当記事はあくまで株式初心者向けに綴っています。中級者にはご賛同いただけない事が出てくると思われ、上級者の方の中にはご立腹される事項もあるやもしれませんのでご注意ください☆
☆なんか天狗になっているつもりはありませんが、引用しているんじゃ?って思いたくなるような文章を(まれに)見かけます。けっこう大変なんで正直気持ちのいいものじゃないんですよ。せめてご一報頂ければ幸いです。☆

2006年03月05日

格差社会進行中?

たくさんのご意見ありがとうございました。一部誤解があったようですが 私がメールで個別の銘柄を推奨する事は絶対にありません。(もししてもこれだけ下手と公言してますので提灯付けしてくれる人がいるとは思いませんが?)また基本的にはお返事以外にこちらからメールすることはありません。ウィルスには十分(2重)に注意していますが、万々が一 「その手」のメールが来ても無視する事をオススメします。
それと 約7通?メールが戻ってきてしまいました?中にはご丁寧な意見を書いてくれた方もいて「お気を悪くされたのでは?」と少し心配です。


(本文)改革!改革!と言っていますが、今は確実に競争社会に進んでいるのはみなさんお感じになっていると思います。
自由化・・と言うのは? 規制緩和・・と言うのは? 自己責任・・と言うのは?早い話が競争ですよね。
私は個人的には改革は悪いこととは考えていませんが、みんながあれだけ郵政民営化賛成とは正直ビックリしました。
まさか郵便局だけ競争させて、ご自身はのんびりしようなどと考えている人があれだけ多いのであればそれはそれでまた心配です・・・というかそっちの方が心配です。

金融関係は一足速く競争がはじまり、一生安泰と思われていた郵便局の人が投信の販売に精をだしています。
私が証券マンの時は お金持ちの家に行くと 銀行の営業と鉢合わせてもけっこう和気藹々と雑談していましたが、今でしたらそうは行きません。売る商品が一緒だからです。
話が逸れますが 当時 銀行関係の人は証券関係の人間を思い切り見下します。言葉の端々にバカにしているような事を・・・思い出すとまた頭にきました!

ともかく競争はもちろん差がでるから競争なわけですよね?勝ち組・負け組みなんて言っていますが?
今現在 株式投資をしている方は多少でも時代の流れを敏感に感じている人が多く、それなりにアクションを起こしているように感じます。それがどう転ぶかは正直ワカラナイですけどね。
景気が良くなってきた・・と言いますがみなさんは実感していますか?よくテレビや新聞で企業だけは利益が出ても個人にまでは行き渡っていない・・なんてコメントを一度くらいは聞いたことがありませんか?

企業間ではもちろん競争をしています。つまり企業の中でも景気回復を享受している会社(業界)とそうでない会社(業界)との格差が広がってくるわけですよね。企業も競争に勝ち抜く為には合理化を進めていかなければ勝ち残っていけません。合理化とは無駄を省くという事で、「改革」です。つまり無駄な給料は払わないという事です。
最近 人材派遣のテレビCMが多いですよね。個人的には、嫌な世界から逃げているようで、わざわざ負け組みへの第一歩に電話しているようにも見えますが、企業からしてみれば人件費は重荷です。誰でも出来る仕事は極力安く抑えたいと思うのが自然で反対に 優秀な人材は多少経費が高くなっても確保したいと考えますよね。つまり個人間でも競争が激しくなって格差が大きくなるという事です。勝ち組の企業にいても安心できません。勝ち続けていくためには常に無駄の削除と優秀な人材の確保が行われます。それが出来ない企業はゆくゆくは勝ち残ってはいけなくなるからです。

注意しなければいけないのは 勝ち組と負け組みは50対50ではなく、勝ち組は利益を独占しますのでそれに伴って比率が低くなるということです。アメリカでは10対90とも5対95とも言われています。中には2対98なんていう人も・・・
つまりよほどの特殊技術や才能を持っている人以外は、企業に所属していても飛躍は望めないことが予想されますよね。私もそれを見越して一足早く競争社会(独立)に踏み切ったわけですが、正直思っているよりも厳しいですよ。

なんか怖いことばかり言ってしまいましたが、株式投資も勝ち組と負け組みの比率は一定ではありません。投資をしている人は一足早く競争社会を体験しているとも言えるのではないでしょうか?たとえ利益が出なくても致命的な損失でなければそれはそれで無駄な事とはおもえません。個人の力では時代の流れがイヤであってもどうすることもできず順応していくしかありません。いま起こっていることを意識して投資をしている人と意識していても投資をしていない人。またなんだか分らず投資している人と投資をしていない人がいますよね。企業でも時代の流れを感じて合理化をしている会社と感じてはいるが出来ない会社・・また鈍感な会社もあるわけです。いま景気は回復しているとは言っても大きく享受している会社とまったくダメな会社があり、享受している会社も(ほど?)所属している社員には還元しないわけですよね。厳しい競争社会勝ち組になるには勝ち組企業に所属するよりも・・・?

私の持論は会社は株主のものです。社員には分配しなくても株主には?(わかります?)




☆ご賛同いただける方 清き贈票をお願いします。<(_"_)>↓ ↓ ↓ ↓<(_"_)>
                                   株式投資ブログ(昨日は20位でした)
                                   株・投資 ランク(昨日は7位でした)    
posted by P−太郎 at 01:46| Comment(11) | TrackBack(1) | コメント  81 〜100 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 いつも興味深く拝見させていただいております。昨日私が送信いたしましたメ−ルに不手際があり、ご迷惑をおかけしました。先程「再送いたします」と言う件名でもう一度送ってみました。お手数ですが宜しくお願いします。
Posted by マサト at 2006年03月05日 11:31
勝ち組の企業を探すことですよね。
増配期待2社あるのですが・・・さて?

来週は、波乱含みの展開?
含み損きそうですが、SQ前に勝負買いに出たいところです。
いつも意気込みだけすごいです。^^;

息子のこれからのことについても、すごくためになるプログです。
Posted by 株好きママ at 2006年03月05日 13:07
来週は結構意見が割れてますよね。方向感が定まら無いというか?私は正直言って否定的なことばかり言っていないで少し短期投資の勉強をやり直してみようか?とも考えています。やりもしないで偉そうに・・なんて結構「グサッ」ときたんですよ。(そんな言い方ではなかったのですが?)
Posted by P-太郎 at 2006年03月05日 15:45
 勝ち組の定義を「経済的に自由になること」とすると、資本家(雇う側)になるしかありません。私は独立する才能と勇気がなく(経営者に向いていないと判断しているわけですが・・・)、しがないサラリーマンをしています。

 貧乏人の私が少しでも資産形成しようと、以下の理由から株式投資をしています。 
@株数の多少に関係なく、単価がほぼ同じ。ビジネス社会では、考えられない条件で勝負できる。
A在庫リスクがない。さらに、ネット証券なら保管料ただである。
B売上債権の回収、とりっぱぐれの心配がない。すぐ市場で換金できる。
C宝くじや競馬など、いわゆるギャンブル(株式はギャンブルではないと思いますが)と比べると手数料が安い。
D労働者が、資本家から利益を分捕れたり、文句を言える数少ない手段である。


 私もP-太郎さん同様に、株式会社は株主のものと考えています。ただし同時に、従業員・関係者を尊重しなければならないと思っています。
 リストラ策を表明すると株価が上がることがありますが、もし、人員削減をするなら同時に社長以下、取締役は辞職すべきと思います。そういう事態になったのは、無能な経営者の責任であるからです。


 記事の中で金融関係(証券、銀行)の競争が一足早く始まったとありますが、まだまだ規制に守られた業種で(P−太郎さんには申し訳ありませんが)、ユーザーに対するサービスという点では、自動車・電機で比べると30年は遅れていると思います。
 つまり株式市場は歪みがあり、著しく公平でないのですが(証券会社の自己売買はその最たるもの1つ)、そのことを考えても市場に参加することに メリットがあると思います。


 確かに、銀行は証券をばかにしていますよね。でも、証券(ネット証券は別)も銀行も零細個人を「ごみ」と思っていますよね。
Posted by しがないサラリーマン at 2006年03月05日 17:40
ご意見ありがとうございます。よく考えると私の狭い視野での意見でしたので少々無責任だったかもしれません。よく「松下電器」と「ホンダ」が社風の違いを指摘されていましたが、やり方は違えど「社員を大切にする」という事については同じであり、それが企業としての強みだったと思うのですが、残念ながら企業からというよりも労働者の方から変わってきているというのが、正直な感想です。つまり大切にしても結果が望めないのであれば、利益を還元する理由が希薄になるのではないか・・・と?
Posted by P-太郎 at 2006年03月05日 18:00
はじめまして.

メールの 返信 ありがとうございました.

私は、口座開設したばかりで、まだ ひとつも
株を買っていません.

株の本を 数冊 読みました.

最初、なにを買おうかと すごく 悩みます.
自分としては、少ない予算なので、どんぞこの安い株を
買って 値上がりを期待したいのですが.

それと、3月末の株式優待や配当狙いで株価は高騰するのでしょうか?翌日、急落するのでしょうか?

できれば、教えてください.

ブログ 毎日 楽しみにしています.

いっそん
Posted by いっそん at 2006年03月05日 19:12
冷たい事を言うようですが それが分れば大金持ちです。優待や配当を投資基準にするのは決して間違っているとはいえませんが、お考えになっている銘柄があれば過去の値動きは容易に調べられますので、決算期にどのような値動きであるか見てみるといいと思います。ただ皆さんがそれを見た上で判断する事を忘れないでください。
Posted by P-太郎 at 2006年03月05日 20:15



       貴方は週何回手淫やってますか?




Posted by P-太郎殿 at 2006年03月05日 21:12
 P−太郎さんが言われる「社員を大切にする」という事が、労働者厚遇に変わったことは事実と思いますし、結果が望めないのであれば、利益を還元する理由が希薄になることも、まさしくその通りです。現在の企業に、労働貴族にお金を払う余裕はありません。
 
 ただし今となっては流れは変わり、安泰していられる社員は皆無であるし、結果がでない社員に対しては給料・ボーナスカットされているのが現状でないでしょうか。
 トヨタやキャノンのように終身雇用を維持しながらも、従業員は一生懸命に働いています(取引先でありますが、本当に夜遅くまで働いているし、要求も厳しいです・・)


 正直安直なリストラで乗り切ろうという経営者が多く、成果主義といいながら実は人件費の削減の方策でにすぎず、従業員の働く意欲をなくす会社が多いのも事実です。つまり、従業員を疎かにする会社は一時的に利益を生んで株主還元しても、結果的には会社は駄目になり、株主にとっても不利益になると思います。

 会社が経営不振になり給料カットになっても、経営者が責任をしっかりとり、今後の方針が明確になれば、従業員は懸命に頑張ると思いまし、それで、立ち直った企業も多くあります(個人的には、こういう会社に投資したくなります)。プロジェクトXのように、目的がはっきりし、意義があれば、従業員は労働基準法無視の働きをしても頑張れるものです。

 日本のお家芸であった、半導体・液晶が韓国のサムソンに追い抜かれた最大要因の一つは(税制や国の政策も大きいですが)、電機会社が最後の最後まで不採算部門を切り外さずにずるずる引き伸ばし、切羽つまって技術を持つ人を冷遇し、安直にリストラして、技術が韓国に流出してしたことです。的確な経営判断をせず、結果的に損害を何倍にも大きくしています。


 労働者側の意見ばっかりになりましたが、実家が零細経営者であるため、経営者の苦労もそれなりには知っているつもりです。
 でも、上場企業の会社なら、安直な人員削減する前に、やれることはいっぱいあるはずです。本来、利益がでているときに「改革」とはすべきなのですが、何故か、経営が悪化しないと「改革」はしないのですよね。
ちなみに、「改善」は業績が良い悪いに関係なくいつでもやるべきことと思っています。なんかトヨタの宣伝になってしまいましたが・・・
Posted by しがないサラリーマン at 2006年03月05日 21:13
競争社会など通りこして、騙しあい社会というほうが正しいような気がする。次はどんな手が世の中にでてくるのか?
Posted by yosh at 2006年03月05日 23:48
一番危うく一番有効な手段は「やりがい」と聞いたことがあります。(小林よしのりだったかな?)選挙活動でもヤリガイをもたせると無償でイキイキ働くんですよね。共通の目標というか?宗教なんかもこの域があるなんて聞いたことがありますが、ある意味カリスマ経営者と呼ばれる人はいい意味でヤリガイをもたせてくれたような?ある意味騙しあいは古今一緒でも昔の方がお互いの幸せを考えた騙しあいなんていうとチョット哲学すぎますか?

ちなみに最近手淫はご無沙汰です。30歳になり「お勤め」と言う意味が理解でき、40近くになって極めて自己犠牲的要素が強くなりましたので、「そんなもったいない」行為はもっての他です!!(シラ○シさん気取りです)

追伸
申し訳ないのですが、削除させていただく場合もありますので予めご了承ください。
Posted by P-太郎 at 2006年03月06日 02:09
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

ボーダフォンの日本法人を買収か
Excerpt: 携帯電話最大手の英ボーダフォンは3日、日本法人の過半数株式をソフトバンクに売却する方向で交渉中であることを明らかにしています。 この発表を受けて、ボーダフォンの株価は8.5%急伸し、過去3年以上で..
Weblog: 経済まねきねこ株銘柄情報
Tracked: 2006-03-05 09:27