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☆すみません!新着記事は下↓の方にあります。☆
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情報と知識
インターネットで株式投資をする人が増えてきています。 WEB上には様々な情報があふれ いったい何が本物でなにが似非なのか判断が難しくなっています。
ところでみなさんは知識と情報の違いを知っていますか? 受け売りなのですが、知識と情報は違います。 WEB上にあるのは情報です。情報は出所がはっきりしていない事が多く嘘や誇大な表現が混ざりやすいのです。その情報に対する「抵抗の根拠」としてご自身の経験と照らす事により分別したものが知識です。 (詳しくは橋爪大三郎氏の著書をお読みください。)
少し前までは株式取引は証券マンを介し会話をすることによって証券マンの知識を参考にできました。新人の営業はどうしても情報に頼りがちであり 相場に自信の無い投資家ほどベテランの営業マンを好みました。知識が豊富だからです。
ネット取引は確かに手数料が安く情報量も豊富です。しかしとんでもない事をしようとしても助言してもらえません。クリックして値が合えば取引完了です。 それだけにネットでの取引は膨大な情報を消化する知識が必要です。
私も決して経験豊富と言うわけではありませんが、バブルの崩壊はつぶさに見てきたつもりです。 株式投資をなさっている方(これから始めよう)ならそれなりの知識はあると思います。 証券マンの代わりなどど大仰な事はいえませんが、些少な知識でも参考になれば・・・ また貴方の知識+αになり少しでも投資成績が上がれば幸いです。
大暴落時でも損をしない人・・・
私が証券会社で営業をしていたのは、1987年〜1994年とちょうどバブル真っ盛りから崩壊の激動期でした。そのときの体験は良くも悪しくも大変なものでした。しかし幸運にも某上場企業の役員さん(仮にMさんとします)との出会いがあり、その人から相場に関する考え方を教わり目からウロコが落ちた思いがしました。実際 彼は日経平均3万円を超えた当りで全銘柄を手仕舞い(売り)戻り相場の2万7千円で空売りをして利益を得ていました。あまりの鮮やかさに 他の顧客に空売りを推奨しそこそこの営業成績を上げましたが、当時の支店長は古い考えの方で「売りによる数字は評価しない」とのことで(売りは業界を縮小させ己の首を絞める背任行為だとのこと)若さも手伝って衝突し会社を去る事になるのですが、聞きかじりの知識しかない若造(私)に本当に簡単な言葉で色々と教えてくれたそのMさんの相場感を特に初心者の方に是非知っておいて欲しいと思いご紹介させてます。
なぜ初心者は最初は利益が出てやがて損をするのか?
「人の行く裏に道あり花(華?)の山」という言葉を知っていますか?人と同じ事をしていると利益は出ない(小さい)という事です。「分かってるよ!」と言う声が聞こえてきそうですが、分かっていても実践できない(つまり分かってない)のが相場です。よく素人さんが、少し株を知っている人からみると とんでもない理由で銘柄を選び投資する人を見かけます。以外とそう言う超ビギナーな人が利益を得たりする事が多いのです。なぜか?それは誰も見向きもしない「裏の道」だからです。 味をしめた素人さんは株式についての勉強を始めます。すると次第に利益がでなくなってきます。理由は簡単。勉強する事によってみんなと同じ事をするからです。 そこで「人の行く裏に道あり・・」を思い出して実践しようとしても 今度は勉強した事による知識が邪魔をして怖くて投資が出来なくなるというわけです。
勉強をした上で実践できるか?
それでは勉強はしない方がいいのか?答えは「ノー」です。しかし勉強のやり方を考えましょう。例えば株式投資の本やテレビを見て「なるほど」と関心するのではなくその本を読んで、またTVをみてみんなが何を感じるのかそれによってみんながどのような行動を取るのか、考える事で決してその本に従って行動しない事です。 入社2年目に前記したMさんに オプション取引を勧めたところ「生意気な事 言うようになったな」「だいぶ勉強したみたいだからおしえてやる」と言われ次の一言に驚きました。「すぐ億万長者になれるよ。お前が買いと思ったら売り、売りと思ったら買ってみな」もちろん出来るわけも無くいまだに私は貧乏です。 つまり言いたい事はある程度勉強しなければ裏読みも出来ず、また相場には相当な決断力がいるという事です。
売り買いについての考え方!(初心者の人 最重要!)
株式投資を始めたばかりの人が 勘違いしている事は株を買うのと品物を買うのと混同している人がいる事です。
株は証券会社から買うのではありません。証券会社はあなたの依頼で売る相手に仲介しているだけです。(自己売買は・・などと突っ込まないでね。)
大根を買うのであれば八百屋さんが売ってくれます。八百屋さんは儲かり あなたは美味しく食べられます。お互いに利益があります。洋服しかり、家電しかり、車しかり。
しかし株式は必ず相手との利害が逆になります。
ブログや掲示板を見ていると投資暦の浅い人が 銘柄紹介などを仲間内で和気藹々とやっていますが、ケーキならみんなで買って みんなで美味しくてべて楽しい!ですけど株はそうは行きません。仲間が増えれば(買い方だと株価の上昇)増えるほど自分だけ 売り抜けることを考えなくてはいけません。
相場を理解している人がなぜ「オススメ銘柄」を吹聴するのか?
株は誰かの(投資家)利益を奪わない限り 自分の利益にはならないのです。
株をはじめる前にコレだけは肝に銘じておいてください。
当たり前のようで分かってないこと。
情報や指標(データ)を分析するのは結構ですがコレだけは常に頭の中に考えておいてください。 個別銘柄でも日経平均でもいいのでチャートを見て下さい。 天井と底があると思いますが、一番買い易いのが天井で 買いづらいのが底です。 言い換えると一番「コレはいける!」と思っている人が多い時が天井で一番「これはダメだ!」と思っている人が多いのが底です。 私自身 良く株の相談を受けます。「買ったほうがいいか?」「売り時はいつか」一応指標などを分析して答えますがハズレる事も多いです。みんなが良いと思っているときが天井です!もしあなたが誰かに相談してこの銘柄はよい!と言われたらあなたは「安心」ですか?「心配」ですか?
次に出来高を見てください。 底値のときは少なく 天井の時は多いと思います。つまり底値で買えた人よりも天井をつかんだ人がはるかに多いわけです。
営業トークで 最近出来高も増えて来ました・・なんて言っていましたが、逆張り発想で考えると「こいつバ○?」とさえ思いたくなります。
株価収益率云々信用残云々と言っている人に限って相場を見ようとしません。 逆に自分の理論を都合のいい指標だけを見て無理にでも納得させているのでは?という人さえいます。 公表されている情報での裏付けのある短期売買ほど怖い物は無いと私は考えますが・・・
株式投資における天邪鬼のススメ!
なぜMさんに 上昇相場の3万円台で売れたのか?また戻り相場の2万7千円で売れたのか?相場観を聞いた後でも説明がつきませんでした。凡人であふれるほど情報はあっても知恵の無い若造はその疑問をぶつけて見ました。 答えは上昇相場での売りは確信があった訳ではないとの事。相場をみるのは難しいが相場を見ている人間を見るのはできなくはないとの事でした。マスコミも株一色!お前ら(私)みたいな営業がひっきりなしに確信をもって相場は良いと言う。買い物帰りのオバサンまで証券会社にいる。外国人も一通り回ってこれ以上一体誰が買うんだ? 宇宙人か?と聞かれ 頭の悪い私はいまだに「人は同じでも不動産上昇による含み資産で銀行がお金を貸すんじゃないですか?」と答えました。すると おまえな〜ぁ、銀行がお金を刷れる(作れる)わけじゃないんだぞ!三重野さん(当時の日銀総裁)がアレだけ引き締めているのに・・と呆れた顔で言われました。
当時は不動産は絶対下がらないと言われていました。私の方が一般的な意見で当時Mさんは自分でも天邪鬼と言っていました。
天井が見えると早い者勝ちでニワカ投資家が多い今の相場 冷静に対処できるわけが無い!戻り相場のときはもっと顕著に現れていたとの事。つまりみんなが良しとするときが天井なのです。こんな簡単な事が本当に難しいんですよ! そう言う私もいまだに実践できていませんが・・・・。
株式投資 素人の思考。
「売らなければ損ではない」と良く聞きます。また「塩漬け株」とも・・。素人の典型です。そう言うのに限って成長性の無い銘柄だったりします。 また素人の人は上がると売ります。何万円得をしたと得意満面です。 この様な投資法を続けていると大きな相場の変化に対応できず必ず火傷します。 解かり易く説明します。あなたは当てはまりませんか? 元金500万円で A株100万円 B株100万円 C株100万円 D株100万円 E株100万円と五銘柄を買ってその後A株200万円 B株150万円 C株100万円 D株75万円 E株50万円となったらどうしますか?(ファンダメンタルは同じ?とします。)
初心者の人は必ずA株から売ります。そしてCはともかくD・Eは必ず塩漬けです。 この売買を繰り返すと 手元にはどんどん弱い株が残って(集まって)いきます。 仕手株は別として相場の流れは思っているより変わりません。個人投資家がバブル時に利益があまり出なく、崩壊時 損失が大きいのはこのためです。
試しに貴方の過去の利益のあった銘柄の現在値と今手持ちの銘柄と比較してみてください。上記のような取引をしている場合持ち続けているほうが利益が出ていませんか?もし現在の方が利益が出ているのなら貴方の相場観は間違っていません。
ではどうしたらいいのか? Eから売ってAは最後です。つまり「強い株」を残すようにしてください。
「ナンピン買い」という言葉をご存知ですか?(知らない人は調べてください)平均買い単価を下げるなんていうともっともらしいですが、弱い株が弱くなればなるほど買い続ける(増える)ことです。よほどその銘柄にこだわり(確信)があり、また相当量の資金があるのなら反対はしませんがナンピン買いをしている ファンドマネージャー(プロ)って聞いたことありませんし想像ができません。
空売りはプロでも相当量の決断力が必要。
最初に空売り云々と言いましたが、初心者の方は売りから入るのは危険です。理由は簡単。初心者の人ほど損切りが出来ないからです。買いから入れば10万円の株なら最悪損金10万円です。しかし10万円の株を空売りして1000万円になれば990万円の損金です。(手数料とか追証とか細かい話は別)理屈で理解していても出来ないのが相場です。コレは肝に銘じておいてください。そう言う私もバブル崩壊時 なかなか下がらない「本州製紙」を1200円で空売りしたことがありました。その後株価はじりじり上昇を続け 1900円になったところでちょうどMさんと会う機会があり相談したところ「素人(証券マンの私にむかって・・)がそんなのを売るんじゃない!すぐに手仕舞いなさい」と言われ思い切って買い戻ししたところその後5千円以上に値上がりした事がありました。もしもその時にMさんがいなければ絶対買い戻していなかったと断言します。正直言われても相当迷いました。「明日は下がるさ」と思い続けて大きな事故になっていたと思います。
今流行のデイ・トレードを考える。
よく友人から「デイトレやりたいけど・・?」と相談を受けますが決まって答える言葉があります。「用意した軍資金の半分を橋の上からバラ撒ける決断力がなければやめた方が・・・」といいます。 確かにインサイダーは禁止とはいえ 情報の乏しい銘柄をやるのに超短期売買はきわめて平等で自分の相場観だけで勝負できます。 しかしデイトレは難しい損切りを何回も繰り返さないといけません。 テクニカルだけで判断ば良いとも思いますが(例えば3%下がったら自動的に損切り)最近では比較的ポピュラーになってきていて、早い決断をすればそれだけ利幅が減ります。よくデイトレで何億稼いだとの話を聞きますが、それはまだあまり人がやらない投資法だったからであり現在ではよほどの黄金率でも無い限りやめたほうがいいと思いますが・・・
オススメ投資法。
あくまで個人的な意見ですのでご自身で判断してください。 超短期投資がインサイダーの影響を受けにくいと言いましたが 超長期投資も同じです。当たり前ですが成長している会社をじっくり持って会社が大きくなるとともに資産が増える。 笑い声が聞こえてきそうですが 昭和30年代に松下電器を1千株持っていたら? 昭和50年に任天堂を1千株持っていたら? どちらも億万長者です。しかしその会社と関係の無い人間が利益のある株を持ち続けることは本当に難しいことですよ! それよりも少し簡単なのが「上がったら我慢」「下がったら速攻」買った時に売り目標は立てず、何パーセント下がったら売りと決めておく事です。 10%と決めると例えば1000円で買った株が900円になったら即損切りです。2000円になったとしても上値から10%下落しない限り売らないで、この場合1800円で売りです。 使い古した手法ですが、株を知らない初心者が次々とデイトレに参入している今は逆にチャンスかもしれませんよ!
最後に(まで)当たり前のことですが・・・
株は平等です。(???)
得する人と 損する人は平等です(???)
「ゼロサムゲーム」損と得とは必ず一緒(同じ)です。(???)
上昇相場でも売った人は実質損をしている訳ですし、暴落しても売り逃げた人もいるわけですよね。 どんな上昇相場でも どんな下降場面でもこの公式は変わりません。 しかし株式投資をしている人はほぼ全員「自分だけはうまくやってやろう!」と思っているわけです。 その中で必ずそれなりの利益を上げている人たちもいます。 ファンドマネージャーなんかがそうですよね。村○さんとか、外資系投資顧問。何十億・何百億という金額を一流の大学を出た人が、それこそ何億円のコンピューターやプログラムを駆使し独自のノウハウで投資しているわけです。それでも年率10%で運用できれば相当優秀です。
どこでも売っているありふれた内容の株式入門を片手にトレーダー気取りで20万円位のパソコンで誰でも知っている(あなたにでも手に出来る)情報源でコーヒー片手に仕事や家事をやりながら・・・・・・etc 勝負になるとお考えですか?
「100万円が1年で500万になった」との話をよく聞きますが それははっきり言って投資ではなくバクチです。 それ相応のリスクがあった事を認識してください。 100万円を1億にする!夢を持つのはいいことですが、その9900万円はいったい誰から貰う気なのですか?
あなたも虎の子の100万を失うのは嫌なはずです。それはみんな同じはずですよ!
みなさんは貰う気があっても取られるとは思っていません。暴落があってもせいぜい2割減くらいで逃げられると思っています。しかしその思考は江戸時代の米相場から変わらぬ心理です。
少し脅し過ぎたので違う側面も。バブル期 大手証券会社が体育館位のトレーディングルームに何百億を言うお金を使って一流大学卒業の優秀な人材を集めても、結果相場が読めませんでした。
何を言いたいのかワカラナイでしょ! そうです 相場も結局わからないんです!けれでもです。相場は人が作ります。相場を読むということは人を読むと言うことだと思いませんか?
とにかく株式をやろうと思うのでしたら金額の多い少ないは別にしてそれ相当の覚悟をもって臨んでください。人間は他人の内面は見えませんが自分の考えは口に出さなくてもわかりますよね。つまり他人は馬鹿に見えて自分は利口に感じます。馬鹿な人ほど人が見えない人ほど自分は利口と思っているのではないでしょうか。相場とはそんな人間の内面の塊と思いますが・・・
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最後にさしたる実績も名前もない 私ごときのたわ言に最後までお付き合い頂きありがとうございました。
皆様のご健闘をお祈りいたします。
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日替り?読捨て?相場観?
一部の方のご要望にお応え?して相場はあるけどネタが無い時はなるべくコッチに一言だけ・・・
一回づつの書捨てですので、証券マンの如く無責任にある事ない事言いますのでご注意ください。
仮に話が広がったら本文の方に格上げで書く事あるかもで、「前に読んだ」はNGワードです(笑)
2008年11月26日(水)
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ビックリした。あんまりアメリカの悪口ばかり言っているんでサイバー攻撃かと思っちゃいました。なんか勝手にヘンなHPに強制転送されちゃってたみたいで、大変ご迷惑をおかけしました。
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なんのパーツを付けたのか覚えて無いんですけど、無知なモンでブログパーツを全部点検したら下手人がみつかりましたので削除しました。
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何が起こったのかよく分からないんですけど、詳しくはコチラのサイト(http://jukunenaffiliate.blog84.fc2.com/blog-entry-297.html)に出てますのでお暇な方や不安な方はご一読ください。
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出来れば・・下のほうも (*~ρ~)ノ☆ポチッ
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☆当記事はあくまで株式初心者向けに綴っています。中級者にはご賛同いただけない事が出てくると思われ、上級者の方の中にはご立腹される事項もあるやもしれませんのでご注意ください☆
☆なんか天狗になっているつもりはありませんが、引用しているんじゃ?って思いたくなるような文章を(まれに)見かけます。けっこう大変なんで正直気持ちのいいものじゃないんですよ。せめてご一報頂ければ幸いです。☆

2007年08月11日

交渉するなら命懸

昨日の太田総理観ました?毎度ですけど頭に来るのを知っていて観ちゃうんですよね。昨日も「アメリカの原爆投下に損害賠償請求します」って法案なんだそうですけど、サンフランシスコ講和条約で決着したことですよね。金美齢さんなんかも乗せられて「アメリカが従軍慰安婦なんて言っているのだからこのくらいの事は言ってやればよい!」なんて言ってましたけど、それが番組の意図そのものですよね。だって原爆ってアメリカ国家の命令で遂行した確定事項ですけど、慰安婦は軍(国家)の要請であって道義的な責任意外は認めていないのが今の状況ですよね。同列に並べるだけで不勉強な人って影響されてしまうんですよ。何処とは言いませんけど思惑のある国からすれば、アメリカと溝は作れるわ、戦後処理も都合のいいように世論を誘導できるわで一石二鳥なような?

私も不勉強ですし、株のブログですので事実関係は抜きにして今の状況下を損得のみで考えて見たいと思います。そりゃ原爆なんて肯定できないのは当然で、結果的にアメリカ人と日本人の命を救ったって言ってますけど、そう言う側面があったとしても別の問題ですよね?そんなの向こうも分かっていても気持ちは分かりますよ。アメリカのお爺ちゃんは命懸けで戦ったおかげで今の繁栄があるのに、身の安全は当然とばかりに平和の時代に生まれて来た人から偉そうに批判されれば我慢は出来ないですよね?ましてや勝った訳ですから、ある程度意見を尊重されて当たり前です。それよりも重要なことって、正しいかそうでないかではなくて国益になるか、ならないか・・なんですよ。ほっといても言う事をきく日本相手に反省を示してみせるメリットって殆どないんですよね?

「戦争と平和」ってトルストイの小説がありましたけど戦争とは手段であって、対義語って「平和」でなくて「交渉」ってどっかで聞いたような?日本は交渉してサンフランシスコ講和条約を調印した訳ですので、それを反故にしたらまた戦争というか、国際的にも信用されなくなりますよね。反故にしなくてもそんな世論が起こるだけで信用されなくなるような?つまり損なんですよ。交渉が決裂したり、反故にした時に戦争って起こるんですよ。交渉って話し合いですけど話し合いって深く考えたことあります?両者が完全に満足できるようなことなら最初から交渉なんてしなくて済みますよね。つまりどこかを譲らないといけなくて不満足な側面も必ずでてきます。その為の材料をみすみす渡してしまうようなことを国益に反すると理解しています。戦争が嫌なら話し合いって必要不可欠なんですよ。

不謹慎で申し訳ありませんが、原爆って絶対悪を試用された被害者ですので、悲惨さや非核をアピールしてアメリカの良心を突付く事はそれなりに国益になるというか、許さん!!!って態度を取ってもアメリカは何も言えない訳ですから精神的に優位に立てますよね?つまり反核は得なんですよ。めずらしく広島・長崎に関しては日本の世論ってまとまりますしね。(当然ですが・・)それをこともあろう大臣が「しょうがない」なんて言っちゃったんですよ。被害者的にもですが国益的にどうですか?ワザワザコッチから自分のメリットを放棄するような発言って。つまらない横領や贈賄よりも、とにかく政治家を辞めてもらいたいような?戦争責任なんて言っている政治家も国益的には似たようなモンですよ。信頼云々いっても何処の国でも譲歩の材料を離す訳ないじゃないですか?国家の運営なんてシタタカじゃなければ出来なくて譲歩できそうなネタはいっぱい持っていたほうがいいんですよ。

普通選挙もしたことなくて、自国民に戦車突っ込ませる国に「我が国民の感情が・・」なんて言って説得力あると思います?日本人の知的レベルってかなりナメられているような?別の国で一回締結した条約を捻じ曲げて慰安婦を大袈裟に表現すればするほど、オイシイ思いが出来るかもですよ。思いっきり大きく育てて「あの島と交換ね・・」なんて言われたら元々なにも無いものが労せずして領土GETです。靖国だって日本で騒げば騒ぐほど相手にプレゼントしているようなモンですよ。だからマスコミは嫌いです。国を売って自分が儲けているみたいに見えてしまうんですよね。そんなんじゃ交渉なんて出来ないですよ。日本は戦争を放棄している訳ですから譲歩って他国よりシビアにならないといけないような?ズルだ良心だなんて言ってられないですよ。このまま譲歩しているうちに消滅してしまうような?まだ隣国は分かりやすいですが(それでも乗せられる人が多いのが嫌ですが)

アメリカなんかシタタカですよ。昨日のニュースで案の定。北朝鮮に核の無力化で拉致問題は関係なくテロ国家を解除するんですって。つまり日本に騒ぐだけ騒がせておいて話(材料)を大きくさせるんですよ。大きく育ったら交渉カードです。「核を何とかしてよ!その代わり拉致問題はコッチで何とかするからさ・・・」なんて感じじゃないんですか?なんで最初は2国間協議を拒否したのか?アメリカが譲歩すると損するからでしょ?アメリカが損をしない材料を大きく育てていたんですよ。そろそろいいかな・・・で今度は日本抜きで交渉するわけです。自国の国益にならないことにどうしてあんなに理解を示していたか、納得でしょ?同盟国だから・・なんて本気で信じている人は株は止めた方がいいかも?です。そんなアメリカに依存しきっているのってけっこう怖いような?ね?本当に消滅しそうでしょ?さあアメリカの外圧に耐えられるか?というか覚悟はあります・・・・保守の皆(安倍)さん?

国家なんて道徳じゃ動かないんですよ。道徳を利用することはありますけど。ちなみにマスコミと同じですよね?あっ!株もだ!




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posted by P−太郎 at 19:13| Comment(4) | TrackBack(0) | コメント 501 〜520 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
原爆については同意見ですね。原爆でその論理を使うのなら、「戦争責任」もその論理でいけませんかね?中国に交渉カードを与えないために、謝罪と個人補償をしっかり行い、つけいる隙を与えないという戦略です。道徳的に相手を優位に立たせることを防げますし、国際社会への強力なアピールにもなります(さらに道義的にもよいこと(こっちの事情がどうであれ、我々の先祖が相手の国に攻め入りあちらの国土を荒らしたことは事実です。我が国の国土を彼らが荒らしたわけではありません。)なわけですから一石三鳥です)。謝罪をいたずらに拒否したり、戦争責任を認めて謝罪したはずの総理大臣、外務大臣、官房長官が、A級戦犯をまつる靖国陣社を参拝するという国際条約違反を続ける行為は、P太郎さんの論理に乗っかれば、相手に格好の外交カードを与え続けているという意味で国益を毀損しています。

中国の抗議は内政干渉でも何でもありません。日本の戦争責任を明確に認め謝罪するという、1972年9月の日中共同声明に署名した総理大臣、外務大臣、官房長官がA級戦犯をまつる靖国神社に参拝するのは条約違反(約束違反)だといって抗議しているわけで、それ自体は極めて正当な抗議です。署名をしたのは田中角栄首相、大平正芳外相、二階堂進官房長官ですが、それは田中角栄らが個人的に行った約束ではなく、日本の総理、外相、官房長官としての立場で行った約束であり、この約束はその後の総理、外相、官房長官にも当然引き継がれます(社長が代わったからといって前社長の結んだ契約が無効にならないのと同じことです)。総理を辞めた後の田中さんが参拝したとしても、中国は何も言いません。中曽根さんや小泉さんが総理を辞めた後に参拝しても特にコメントしないのと同じ事です。また、A級戦犯が合祀される前に、日本の首相や天皇が靖国を参拝したことには中国は何も言いませんでした。

当時の中国政府(毛沢東、周恩来)は、日本から賠償金を取るべきだという国内の意見を抑えて、サンフランシスコ平和条約の論理を受け入れ、「加害者は一部の戦争指導者(A級戦犯)であり、日本国民自身は中国国民と同じく一部の戦争指導者の被害者である。被害者が同じ被害者から賠償金を取るのは忍びない」という論理で人民を説得し、日本が戦争責任を認めてきちんと反省していることを前提として、賠償を受ける権利を放棄したわけです。

しかし、1978年に靖国神社がA級戦犯を合祀し、A級戦犯が神として祭られました。このこと自体は宗教法人の自由ですから別にどうこう言うことはありませんが、その神社を日中共同声明に署名した総理、外相、官房長官が参拝することは、この宗教法人の行為を追認することを意味し、日中共同宣言を踏みにじることを意味します。日本が約束を反故にするのであれば、中国も賠償金請求権放棄の約束を反故にするぞと怒っているわけで、このこと自体は極めて正当です。これに対して、「内心の自由」などと反論していた小泉前首相の言い分がいかにでたらめで無理筋の開き直りか、もうお分かりでしょう。道理にはずれた行動をとり、無用な争いを日中双方の国民の間に引き起こし、交渉の進展を妨げているわけで、国益を毀損しているのがいったい誰なのか、言うまでもないと思います。なおA級戦犯の合祀以降、昭和天皇は参拝をしなくなりました。

ちなみに、中国政治の研究者から聞いた話では、日本との経済関係をさらに深めて経済成長を第一に目指している中国政府の政策担当者にとり、日本とこの問題でもめることは何の利益もないそうで、担当官はいつも頭を痛めているそうです。しかし、この問題で中途半端な対応をすると、人民の反日感情が政府に向かい、革命に繋がりかねない(こういう所が、平和的な不満のはけ口がないという非民主的な体制の弱さですね)という懸念から、強い口調で非難することを余儀なくされるそうです。だから、政策担当者にとっては、日本の政治家がこういう行為をするたびに、「いたずらに人民を刺激するのは本当にもう勘弁してくれ。また非難声明をだし政治摩擦を作り出さなければならなくなる。」というのが偽らざる本音だそうです。人民のためを考えてというよりも、自分たちの政策が進まないことに苛立っているようです。それほど国土を荒らされ肉親を殺害された中国人民にとっては、今もって深刻な問題だということです。加害の側にある人間は痛みをすぐ忘れてしまいますが、被害者は忘れることはありません。すこし想像力を働かしてみれば理解できませんか?
Posted by パズー at 2007年08月18日 05:16
一通りは熟読させていただき、私自身が不明な点はそれなりに調べさせていただきました。
ただ、「損得」論のみで心情や感情を廃して無責任に論じておりますのでこの辺はご理解ください。

ホンネを言えば戦前も指導者だけが悪いとはとても思えません。小泉選挙でも昨今の相場でも日本人って協調性がある分、一方的な世論に流されやすいんですよ。戦前も戦後も根本的なところが変わっているとは思えません。

それで国的に利益を得ているのなら私も一緒に熱狂するんですけど、今ってそう感じられない次第です。
Posted by P-太郎 at 2007年08月18日 11:15
道理に基づく行為が国益になる(得になる)ということを言ったつもりですが、あまり伝わりませんでしたか・・。常に道理=国益とまではいいませんが、わざわざ道理にはずれた参拝をして無用な諍いを巻き起こすのは、日本にとっても中国にとっても百害あって一利なしだと思います。素直に筋道通りの対応をすればよいだけのことです(補償にかかる費用なんて日本の財政規模からすれば大したことはありません。無用なダム建設をやめれば十分捻出できるでしょう。そもそも補償額の大小は非常に高齢となってしまった被害者にとってそれほど大きな問題ではありません。責任を認め誠実に対処するかどうか、今後とも事件を風化させない取り組みを続けるかどうか、こういう部分が決定的に重要です。それはお金というよりは工夫次第でどうにでも対応できる問題です)。

根本的なところが変わってないというのは私もそう思います。特に、戦争であれだけの被害を出しながら、最高責任者の国家元首が一切責任を問われなかったという事実が、その後の日本の総無責任体制を決定づけたという有力な見方があります。私も同感です。責任の所在をきっちりつけなかったことの大いなるツケを我々は今後も払い続けることでしょう。一部戦争指導者に罪をなすりつけるのではなく、最高指導者の責任および一般国民の責任を含め、きちんと自分たちの手で総括すべきだと私も思います。

蛇足ですが、九間発言については、図らずも小泉・安倍路線の本質が露呈したというところかと思います。粋がっている右翼連中には、せいぜい靖国や従軍慰安婦等の開き直りポーズで溜飲を下げさせ、「戦前日本は間違っていなかった」とか、「しょうがなかった」とか、せいぜいバーチャルな世界で自己満足させておいて、実際にはアメリカの世界戦略にべったりくっつき、アメリカと一緒に世界各地で戦争に参加するという路線です。現在は憲法九条があるからかろうじてたががかかっていますが、このたががはずれたら、アメリカの参戦要求を今の日本政府が突っぱねることなんて絶対に不可能です。際限なくアメリカの世界戦争に従軍し、世界中で日本軍が血を流し、また他国の人の命を奪うことになるでしょう。こうなれば到底自衛隊ではまかなえませんから、当然徴兵制復活が視野に入ってきます(「徴兵制を整えた『普通の国』になろう!」っていうキャッチフレーズが目に浮かびます)。そして世界中に大いなる禍根を振りまき、テロの対象となり、銃後の民間人にも多数の人的被害が出ることでしょう。今改憲するということが一体何を意味するのか、「現実派」の人たちにはよく現実を見てもらいたいものです。
Posted by パズー at 2007年08月19日 00:00
お墓参りは行きましたでしょうか?
最近はお墓の前で願い事を言う子供もいるとか?
Posted by P-太郎 at 2007年08月19日 00:34
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